搾乳 ラクトコーダを用いた射乳状況のモニタリング~よい射乳を実現するポイントとは?~ 乳房炎の原因と対策 乳房炎には様々な原因があります。これを大きく分類すると、①環境衛生、②牛の健康状態、③搾乳手順や搾乳機械の問題に大別されます。我々は①については主に牛床の衛生に気をつけています。②についてはモニタリングを行い、コンディシ... 搾乳
搾乳 搾乳手順について 搾乳は果樹農家や野菜農家で言えば生産物を収穫する作業であり、極めてデリケートな作業だと言えます。収穫の時に果物や野菜を雑に扱えば、その価値は著しく低下しますが、これを搾乳に当てはめれば、粗雑な搾乳では牛乳の質も低下してしまうはずです。搾乳の... 搾乳
搾乳 多回搾乳について <搾乳回数と乳量>搾乳回数を増やすことによって乳量が増加することが知られています。表1は搾乳回数と乳量の関係を示すいくつかの試験結果をまとめたものですが、こうした多くの試験結果からも搾乳回数を増やすことによって乳量が増えることがわかります。... 搾乳
繁殖 繁殖生理 【牛の発情周期における卵胞発育とホルモン動態】 受精は、卵巣中で十分に発育した卵胞から卵子が排卵されることから始まります。発情周期中(約21日)には2~3つの卵胞発育ウェーブが発現し、最後のウェーブで排卵が起こります。 牛の発情周期における... 繁殖
哺育 初乳の給与 初乳を給与する場合は、その質、量、給与時間が子牛を健康に飼う重要なポイントとなります。<初乳の役割> 初乳は、常乳と比べると、成分が大きく異なります。また、搾乳回数によっても乳成分が変動します。一般的に最初に搾った初乳には、子牛に必要な成分... 哺育
哺育 子牛の下痢の予防方法について 子牛の下痢は、子牛の生死に関わる問題ですし、その後の数ヶ月に渡って免疫機能を低下させるといわれています。そのため、幼齢期に下痢を発症するか否かは、一生の抗病性や生産性にも影響を及ぼします。ここでは、下痢の予防方法について紹介します。 1. ... 哺育
自動哺育 自動哺育(施設) 施設 自動哺育牛舎に限らず、牛舎建設の際は、コスト、作業性、子牛の快適性等さまざまな観点から考慮すべきです。各地の優良事例などを参考にするとよいでしょう。 1. 哺育牛舎の新設 (A)現在所有している作業機械のうち、哺育牛舎の除糞、飼料運搬... 自動哺育
栄養 泌乳生理について 牛乳の成分として重要な乳脂肪の材料は、全身に蓄えられている体脂肪やルーメンから入ってくるVFAです。体脂肪はそのままでは使えず、一度脂肪酸に分解されます。乳腺細胞はVFAや脂肪酸を取込んで乳脂肪を作ります。また、乳蛋白質も、乳腺細胞が血液か... 栄養
栄養 乳成分について 大まかな乳成分は、下図のようになります。<飼料から乳脂肪へ> 繊維質、糖およびでんぷんから、ルーメン発酵により酢酸、酪酸が合成されます。酢酸、酪酸はルーメン内で吸収され肝臓に貯えられ、乳腺で乳脂肪が合成されます。また、体蓄積された脂肪も... 栄養
栄養 MUNについて MUNは、Milk Urea Nitrogenの頭文字をとった略で、乳中尿素窒素を表しています。牛が発信するタイムリーな情報源となります。 MUNは、蛋白質代謝の最終産物であり、乳牛が必要としない余剰な蛋白質を示しています。 飼料の蛋白質(... 栄養