栄養 低酸度二等乳について <二等乳とは?> 二等乳とは、原料乳の取引の際に行う日本農林規格の検定に不合格の乳をいい、アルコール不安定乳、低成分乳および異臭、異味、異物混入に大別されます。アルコール不安定乳は、原料牛乳と70%アルコールを1:1の割合で混合し(アルコー... 栄養
栄養 ルーメンについて <乳成分向上のためにルーメンを理解しよう> 反芻動物がルーメンを持つ意義は、『自分自身では利用できない飼料のエネルギーを微生物の力を借りて利用可能な状態にまで代謝させる』ことです。通常、動物がエネルギー源として利用するのは炭水化物と脂肪... 栄養
栄養 蛋白質と炭水化物のバランス 乳牛が摂取した栄養の多くは、先ず、ルーメン内に生息する微生物が利用します。即ち、乳牛を健康に飼うということは、ルーメン内の微生物を健康に飼うということです。 摂取された蛋白質の中で、分解性・溶解性の部分は、微生物の出す酵素による分解作用を受... 栄養
栄養 ミネラルについて ミネラルは、骨や歯の構成成分として必要なだけではなく、体内pH維持、神経の伝達、細胞の浸透性維持、酵素活性などの重要な働きをしています。<有機微量ミネラル(Organic Trace Mineral)> NRC飼養標準で推奨されているミ... 栄養
栄養 ビタミンについて ビタミンは動物体内で合成されないか、あるいは合成量が不十分なため、飼料から摂取しなければなりません。脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別され、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、欠乏症は起こしにくいですが、水溶性ビタミンは体内に蓄積されな... 栄養
栄養 血液性状(代謝プロファイル) <代謝プロファイルテスト> 代謝プロファイルテスト(Metabolic Profile Test:MPT)は、約30年前にイギリスのJ.M.Payneらによって提唱された健康状態の診断方法です。摂取した栄養と維持・生産に利用されるもののバラ... 栄養
栄養 食品製造副産物の飼料化 食品工場から排出される食品製造副産物を飼料として利用することは国内飼料利用促進による飼料自給率向上の観点から注目されています。しかし、実際の現場では、 飼料特性や給与量・給与基準がわからない 乳成分が安定しない 価格的メリットがあまりない(... 栄養
栄養 輸入乾草について(Ⅰ) <わが国における乾草輸入量の推移と現状> わが国の酪農において輸入乾草は主要な粗飼料源となっており、近年では、都府県のみならず北海道での利用も増えております。わが国の乾草輸入量の推移を振り返ると、昭和50年度は約4万トンであったのに対し、昭... 栄養
栄養 牛群モニタリング 【牛群モニタリング】 弊社トータルサポート室は全国合計8名で酪農家への飼養管理の技術支援を行っています。その方法としては、モニタリング、データ解析、聞き取り調査を行い牛群の問題点と具体的改善策を提案することです。特に重点を置いているのは乳牛... 栄養
飼料計算 飼料計算で用いられる項目について 現在、飼料計算を実施し、給与した飼料全体を栄養学的に評価する際には、様々な栄養成分がその指標として利用されています。その一部を紹介します。 <水分> 飼料中の『水』の含量。飼料の品質や乾物摂取量に影響します。 <乾物> 飼料成分中の、水分以... 飼料計算
飼料計算 ラップサイレージ、および乾草の乾物給与量の推定 乾物摂取量を把握し、飼料計算を行う上で、粗飼料の乾物摂取量(飼料から水分を除いた量で、1日1頭あたりどのくらい摂取しているか)を推定することは非常に重要です。 きざみサイレージならば、TMRへの混合量にサイレージの乾物率をかけることで、乾物... 飼料計算
飼料給与方法 TMR飼養:栄養管理面の留意点1.事前の情報収集 TMRは・・・、 Total Mixed Rationの頭文字をとった略で、日本語では完全混合飼料と訳されます。“家畜の要求する飼料成分を混合したもので、家畜がそれらの構成成分をより分けて摂取することができないほど十分混合され、いくつかの栄... 飼料給与方法