芝生の造成 1.芝生の草種・品種 (1)芝生とは 地球上に存在するイネ科植物は、約600属5,000種が知られています。このうち芝生に利用されている「芝草」は約50草種であり、さらに国内で利用されているものは約20草種です。 芝草は適応地域によって、「暖地型芝草」と「寒地型... 芝生の造成
芝生の造成 2.芝生の造成方法 芝生の造成は、種子の実播と張り芝の2つの方法があります。種子の実播による造成は、とても経済的で美しく仕上げることができますが、芝生の完成までには2~3ヵ月の養生期間を必要とします。一方張り芝による造成は、価格が割高になってしまうため大規模な... 芝生の造成
芝生の造成 3.寒地型芝生の維持管理 芝生管理は、施肥から始まります。施肥をすると生育が促進され、病害罹病の予防になります。施肥をすると草丈が伸びるため、刈取りを行います。芝生は刈取られることで密度が高まり、雑草侵入の予防になります。刈取りをすると養分が少なくなるため、また新た... 芝生の造成
都府県版 草地更新 1.草地更新手法の選択(都府県版) 草地更新には、除草剤散布によって既存植生を枯殺させ、プラウ耕起等を行って牧草を播種する完全更新と、完全更新の工程を一部省いた簡易更新の2種類があります。いずれの手法で草地を‘若返らせるか’は草地の状況と土地条件を把握することが重要です。以下... 都府県版 草地更新
都府県版 草地更新 2.完全更新(都府県版) 除草剤で牧草の生育に影響を与える強害雑草を駆除でき、堆厩肥活用で良質な草地ができあがります。完全更新は耕運作業が基本です。耕運作業には耕起と砕土があり、土の上層と下層の天地返しによる耕起だけの作業を反転耕起といい、土を細かく砕きながら混ぜる... 都府県版 草地更新
都府県版 草地更新 3.簡易更新(都府県版) 耕起作業がないためコストと作業時間をセーブし、翌春の1番草収量が維持できます。 (1)成功のポイント 強害雑草が少ない圃場を選択します。 2、3番刈りを8月下旬に行い播種前の掃除刈りは省きます。 刈取り直後に播種を行います(既存牧草の再生前... 都府県版 草地更新
都府県版 牧草の種類 1.オーチャードグラスの特性と栽培(都府県版) 都府県の永年草地で利用されるオーチャードグラスは、チモシーと比較して刈遅れると嗜好性は劣るものの、夏の暑さに強く再生が旺盛なことから、採草地では重要な草種です。オーチャードグラスの栽培で重要なことは耐病性と越夏性に優れる品種を選定することは... 都府県版 牧草の種類
都府県版 牧草の種類 2.チモシーの特性と栽培(都府県版) チモシーは東北や標高の高い冷涼な地域で利用され、オーチャードグラスと比較して牛の嗜好性が高い草種です。チモシーは、収穫が遅れ出穂期以降の刈取りになった場合でも、他のイネ科牧草より嗜好性の低下が少ないことが評価されています。品種数が多く極早生... 都府県版 牧草の種類
都府県版 牧草の種類 3.マメ科牧草の特性と栽培(都府県版) マメ科牧草はイネ科牧草に比較してタン白質(窒素)やカルシウム、マグネシウムといったミネラル含量が高く(表3-1)、良質粗飼料を生産する上で欠かせない草種です。しかし、年間を通じて安定したマメ科割合を維持することが難しいことから、現場では利用... 都府県版 牧草の種類
都府県版 牧草の種類 4.アルファルファの利用方法と栽培(都府県版) (1)アルファルファの利用方法 ①単播で利用する場合 アルファルファは肥沃で排水が良く、かつ、アルカリ性の土壌を好みます。播種前に土壌分析を行い、必要に応じて土壌改良を行います。また、播種後の雑草との競合を最小限に抑えるためにグリホサート系... 都府県版 牧草の種類
除草剤の利用方法 1.経年草地の雑草対策 (1)経年草地に使用できる除草剤 経年草地の雑草対策は除草剤による処理が中心であり、雑草の種類によっては防除が困難なものもあります。例えばリードカナリーグラスやシバムギなどの地下茎型イネ科雑草が優占した場合は、それらの雑草に対し選択的に効果... 除草剤の利用方法
除草剤の利用方法 2.更新時の雑草対策 (1)牧草の播種時期と雑草発生量 牧草の播種は土壌水分が豊富で、雑草が少ない早春や8月中旬~9月上旬ごろに行われるのが一般的です。夏播きは春播きに比べると雑草が少なく、牧草の個体数が多い良好な草地を作ることができます。一方、春播きは夏播きに... 除草剤の利用方法