草地管理 4.シバムギ以外の地下茎型イネ科雑草の生育特性と見分け方 (1)リードカナリーグラス ①分布および利用 ヨーロッパ、北アメリカおよびアジアの温帯に広く自生する多年生イネ科草で、日本においては北海道から九州まで広く分布しています。アメリカ、カナダ、北欧と東欧の一部では品種も育成されており、一部地域で... 草地管理
草地更新 1.フロストシーディング 牧草の播種適期は大きく分けて4~5月までの春播き、8~9月上旬にかけての夏播きがあります。この時期は牧草が発芽・定着しやすく、その後の越冬が可能な時期にあたります。 フロストシーディングは牧草種子の発芽適温より気温が下がり、霜柱(フロスト)... 草地更新
草地更新 2.フロストシーディングの試験事例 (1)完全更新 2020年に実施した当社北海道研究農場での完全更新事例をご紹介します。この圃場はこれまでトウモロコシを栽培していましたが、排水性が不良の上、石も多かったため、トウモロコシの収穫後にフロストシーディングにより草地への転換を図り... 草地更新
草地更新 3.採草地の混播例 良質な自給飼料を生産するには草地管理やサイレージ調製の技術が大切ですが、品種の選定や利用目的、栽培条件にあった混播組み合わせを考えることも大切なポイントの一つです。牧草の混播設計は気候条件や利用方法によって様々ですが、当社が推奨する混播例を... 草地更新
草地更新 4.牧草の播種時期 (1)北海道における牧草の播種時期 北海道における牧草の播種は、土壌水分が豊富で雑草が少ない早春や8月中旬~9月上旬頃に行われるのが一般的です。最近では春播きよりも1番草収穫後に耕起、整地し、8月~9月にかけて播種する方が多く見受けられます... 草地更新
草地更新 5.草地を健全に保つための草地管理の留意点(更新時) 草地の植生を健全に保つ上で最も重要なポイントは、「いかに草地更新を上手に行うか」です。更新時に雑草を上手に抑え、牧草の密度を十分に確保するためのポイントを纏めました。 (1)耕起する前に前植生を確実に枯らす 草地更新の対象になるような草地は... 草地更新
草地更新 6.牧草の競合力と混播組合せ イネ科牧草とマメ科牧草を混播することで、収量や家畜の栄養バランスがより優れた草地になります。その場合、組合せる草種や品種には注意が必要であり、牧草の競合力のバランスが重要です。組合せを間違えるといずれかの草種が衰退し、その後の裸地の発生や雑... 草地更新
牧草の種類 1.チモシーの特性と品種 チモシーは北海道において最も広く利用されているイネ科牧草です。また、北海道以外では北東北や本州以西の高標高地帯などで主に利用されています。チモシーが北海道で広く利用されている主な理由は、耐寒性が優れ、雪腐病に強く永続性に優れていること、刈り... 牧草の種類
牧草の種類 2.オーチャードグラスの特性と品種 オーチャードグラスは、北海道から九州の高標高地までの広い地域で基幹草種として利用されている牧草です。採草利用や放牧利用、兼用利用されており、北海道ではチモシーに次いで多く利用されています。オーチャードグラスはチモシーよりも刈取り後の再生力に... 牧草の種類
牧草の種類 3.ペレニアルライグラスの特性と品種 ペレニアルライグラスは放牧適性が最も優れる牧草であり、北海道や東北地方、本州の高標高地が栽培適地です。特に、北海道(道東を除く)では集約放牧の主体草種としても利用されています。また、近年の北海道では、チモシーやオーチャードグラスを主体とした... 牧草の種類
牧草の種類 4.メドウフェスクの特性と品種 メドウフェスクは道東地域を中心に利用されているイネ科牧草です。採草利用の場合、北海道の基幹イネ科牧草のチモシーやオーチャードグラスに比べて年間収量は劣りますが、再生が良好で季節生産性が平準であるため、放牧用の牧草として主に利用されています。... 牧草の種類
牧草の種類 5.アカクローバの特性と品種 アカクローバは越冬性に優れ、アルファルファよりも土壌環境を選ばずに栽培できるため、北海道において広く利用されているマメ科牧草の一つです。利用用途としては、採草目的でチモシーやオーチャードグラスと混播して利用されています。 (1)アカクローバ... 牧草の種類