第12回全国草地コンクール飼料生産部門(永年草地の部)にて「農林水産省生産局長賞」を受賞された道端氏の経営概況について紹介いたします。 1.農業経営の変遷 2.経営の概要 |
粗飼料生産基盤は採草地25.5haで経産牛55頭、育成牛50頭を飼養し年間ロールサイレージを60個程度購入以外はすべて自給し、年間出荷乳量は577t(平成18年)を生産している。 3.草地の肥培管理技術について |
アルファルファとの混播草種のチモシー品種のホライズンは耐倒伏性と再生力も優れており最適と思われる。生草収量では年間合計収量で出品草地6,622kg/10a、一般草地5,966kg/10aと高収量を確保している。3番草収穫後全草地に苦土炭カル70kg/10aを毎年施用していることが高収量を維持している要因と推察される。ロールサイレージの調製は水分55%前後を目安として予乾後ネット巻きを実施し、気密性と鳥害の被害防止として6重巻きとしている。 (まとめ)
(帯広市農業振興公社 生産技術部長 森脇 芳男) |