「北海道内の牧草サイレージ品質の現状」でも紹介しましたが、北海道のサイレージが悪化傾向にあります。2002~2007年にかけて北海道で調製された3693点イネ科主体1番草サイレージの成分を見ていくと、サイレージ品質悪化は意外なところにも影響を及ぼしていることが分かってきました。 |
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そこで、これまでに分析した試料を見返し、VBN蛋白換算量をSIPから差引いた結果と、VBN/T-N%の関係を見ると(図2)、CPs-VBN蛋白換算量がマイナスとなるケース(▲)が意外とあり、さらにVBN/T-N%が高いほど多く見られることが分かりました。 |
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細かく切り刻んだ牧草サイレージの原物を直接分解して測定したCPと、通常通り風乾粉砕物を分解して測定した結果を比較してみました。 |
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それでは、この結果にVBN蛋白換算量を加えた結果を図4に示しました。両者が良く合致することが分かります。 引用文献 |