初乳を給与する場合は、その質、量、給与時間が子牛を健康に飼う重要なポイントとなります。 |
初乳に含まれる免疫物質は、大きな蛋白質から出来ており、およそ生後24時間までは取り込むこ |
生後時間が経過するに伴い、子牛が免疫物質を利用出来る割合は急激に減少し、生後24時間以降ではほとんど利用出来なくなります(→腸管の成熟)。子牛が自己免疫を作るまでには、1~2ヵ月を必要とします。 |
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夜中に分娩するなどして、分娩に立ち会えなかった場合は、子牛が初乳をきちんと飲めているかどうか確認をする必要があります。確認の方法は、イ)子牛が乳を飲んで親牛の乳頭がきれいになっているかどうか見る、ロ)子牛が腹いっぱい初乳を飲んでいるか、初乳を飲ませてみる、などが挙げられます。親牛が起立不能等の事故により初乳を給与出来ない場合があるので、そのような時のために、1・2回目に搾った初乳の余りを凍結保存しておくのも良策です。 |