メドーフェスクの特性と品種について

<メドーフェスクは各草種の補助草種として利用されています>
   メドーフェスクは北海道を中心に利用されている草種であり、主に採草および放牧利用で補助草種として利用されています。放牧利用ではペレニアルライグラスが利用できない道東地域において、チモシー主体放牧地の補助草種として利用されているほか、最近ではメドーフェスクを主体とした集約放牧技術も開発され、今後の利用拡大が期待される草種です。
   メドーフェスクは越冬性がチモシーに次いで良好であり、全道で栽培することができます。放牧草としては、再生力が良好であり、季節生産性に優れ、特に秋の生育が良好であることから、オーチャードグラスやチモシー主体放牧地において秋の草量不足を補完する目的で混播されています。

メドーフェスク1
メドーフェスク2

<メドーフェスクの欠点>
   メドーフェスクは放牧地の補助草種として主に利用されますが、チモシーとの混播草地ではチモシーよりも嗜好性が劣るため、チモシーが優先的に採食され、メドーフェスクが食い残される場合があるようです。オーチャードグラスとの混播草地ではオーチャードグラスよりも嗜好性が優れるため、良好な採食が期待できます。
また、チモシーと混播する場合は、チモシーよりも再生力が良好で競合力が強いことから、チモシーを抑圧する危険性があります。チモシーにメドーフェスクを混播する場合は、0.2kg/10a程度(チモシーは2.0kg/10a程度)に抑える必要があります。

メドーフェスク3

<メドーフェスクの出穂始と特性>
   メドーフェスクの北海道優良品種は、リグロ、ハルサカエ、プラデールの3品種があります。各品種ともに出穂始は6月上~中旬ごろの早生品種です。3品種ともに越冬性や収量性が優れており、全道で安定して栽培することができます。